予防歯科

予防の大切さを理解してもうには・・・言葉だけでは足りない

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先生の医院では、患者さんに予防の大切さを伝えていますか?
もちろん答えは100%で「YES」だと思います。

では、
もう1つ質問です。
予防の大切さが患者さんに伝わっていますか?

この質問に自信をもって「YES」と答えられる人はぐんと少なくなります。

患者さんに予防の大切さが伝われば、リコール率は一気に上がりますし、キャンセルは減少します。

「伝える」と「伝わる」は全く違う

簡単に言うと、
伝えると伝わるは大前提が違います。

「伝える」は、医療側にたった行為のこと。

何を話すか?どんな言葉を使うか?あなたが説明するために考える内容になります。

「何を言うか」ですね。

例えば、
「これで虫歯治療は終了しました。
でもこれからが大事なので3ヵ月後に来院してくださいね」

伝える行為はこれです。

「伝わる」は、患者さん側にたった結果のこと。
相手に納得、同意、共感してもらい、その後の行動に影響をおよぼすことになります。

例えば、

「むし歯治療が終了した○○さんが、帰りに3か月後の次の予約を入れた」

患者さんに予防の大切さが伝わった結果、予約を入れたという行動に結び付いたのです。

これが「伝える」との違いになりまます。

ここで、気にしたいことは、
「伝わる」にはどうしたらよいのか?
という観点になります。

「何を伝える」だけでは不足している

歯周病やむし歯の再発リスクのこと。
セルフケアだけでは、再発を抑えられないこと。

患者さんにわかりやすく、何を伝えようか?
と考え、実践していることは素晴らしい取り組みです。
そして、この取り組みが無ければ決して伝わりません。
1回限りではなく、続けてほしいと思います。

でも、
伝わるコツを知らなければなかなか思っている成果は現れません。

では、どうしたらよいのでしょうか?

非言語コミュニケーションを知る

患者さんとのコミュニケーションを良好に作るには、
1 言語コミュニケーション
2 非言語コミュニケーション

があります。
先生も聞いたことがあると思います。

しかし、
知っていたとしても、
実践できているか?というと
少し心許ないのではないでしょうか。

非言語コミュニケーションの種類
視覚情報
・服装
・身だしなみ
・姿勢
・表情
・身のこなし、動き

聴覚情報
・声の大きさ
・声のトーン
・話す速さ
・強弱

などがあります。
実は「あいさつ」などは何を言うか?ではありませんよね。

上記に示した非言語が患者さんに良い印象を与えられる。
ということになります。

だから接遇やコミュニケーション力ということが叫ばれるわけです。
この基本を医院で働く全員が知る必要があります。
そして、実践できている必要があります。

「なんかいい感じの歯医者さん」って患者さんに思ってもらうことがファーストステップになります。
言葉だけでは残念ながら達成できないのです。

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